日本展 en アクロポリス (Feria Japonesa en Acropolis Center)
サントドミンゴの有楽町、アクロポリスで日本展を開催しました。
概ねシリーズ化しているこの日本展、日本のものを紹介するだけでなく、今後は何かしらのメッセージをイベントを通じて発信していきたいと思っています。
今回のテーマは「エコ」。
私はドミニカ共和国の首都サントドミンゴに観光隊員として派遣されています。
世界の観光地と対等に競争できるサントドミンゴにするのがこの仕事の目標。
しかし残念ながら現状サントドミンゴには、観光地としての問題が多々あり。。。
そのひとつがなんといってもごみ問題。
せっかくのカリブ海にも白いビーチにもごみがいっぱい、公共のゴミ箱があるものの、ごみが道の至るところに捨てられています。
青い海と空があっても、歴史ある遺跡があっても、ごみだらけの観光地にはまた訪ねたいとは思わないはず。
日本のように分別回収とかリサイクルとかをはじめるのは、まだまだ敷居が高いけど、まずは、いろんなものをそこらへんに捨てないことから呼びかけたいのです。
そして誕生しました日本展のゆるきゃら、カッパの河童郎です!
河童は綺麗な川にしか住めません。
なので河童郎の職業はエコ活動。
そして日本好きドミニカ人の間ではカッパは人気のあるキャラクターのようで、結構知名度が高いです。
写真の手前左右に見えるのがイベントのウェルカムボード。
河童郎が3Rと「もったいない」を呼びかけています。
たまにはこんな表情でゴミ広いにも出かけます。
河童郎を主人公にし、日本の昔話「河童の雨乞い」を基にしたデジタル紙芝居を開催しました。
語りは紙芝居の作者、さをりさん。
設定をドミニカ用にアレンジして「ごみを川に捨てないで!」のメッセージも含んだ紙芝居です。
ドミニカの皆さんの反応はどうでしょう。。。。
真剣に紙芝居を聞くドミニカ人。
お話の最後に、雨乞いをして村を救った河童郎は死んでしまいます。
悲しい結末を変えられなかったのかと訴えるお客様が何人もいたそうです。
そんな反応がうれしいかぎりですね。
土曜日に二回、日曜日に二回、合計4回の講演となりました。満員御礼。
さらに今回からのスペシャルゲストはドミニカ人プロ漫画家のフリオです。
マンガの描き方講座をしてもらいました。
といってもほんの40分足らずの時間なので、人の顔の書き方・体の一部の書き方の講座にとどまりましたが、いままで一度も絵を描いたことがないという人でもちゃんとプロっぽく掛けていたのがすごい!
日本のマンガは人気があるけど、自分で描けたら楽しいよね。
ちなみにフリオはバガボンドが大好きだそうです。
そして、日本人アミーゴによるお箸講座。
お箸の持ち方から始まり、やってはいけないお箸の作法のこと、「いただきます」の紹介をし、最後には2チームに分かれてお箸バトル。
左のお皿から右のお皿に飴をお箸で移動させて、その個数を競うゲームです。
このゲームがそれはそれは大盛り上がり。
そして結構みなさん上手にお箸使えてるのね。すごい!
さらにはお決まりの折り紙講座ですが、今回はイベントテーマがエコ活動なので、雑誌や新聞でできる箱の折り方を練習しました。
エコアイデアのひとつとして風呂敷包みの紹介もしてみました。
みなさん熱心にこちらのパネル見ていましたよ。
反省点としてはエコテーマをもうすこし大きく主張してもよかったかも。
でも今回のことを次回以降に生かして開催したいと思います。
今回もアニメコスプレイヤーにご協力いただき、とても華のあるイベントになりました。
最後にみんなで集合写真をとったけど、これが一番もりあがったかも!?
真ん中の白い服の女子はこの日、合気道(たぶん)の全国大会で優勝してきたんだって。
おめでとう!
ご来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。
今回も大成功☆
次回は6月。請うご期待!!